表彰プログラムとは
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2003年度表彰プログラム (2003/09/01-2004/08/31)

ソロプチミスト日本財団社会ボランティア賞クラブ表彰
煎茶 松月流師範 北條妃佐恵 様(81歳)

障害者にも茶道を教えていた北條さんは平成7年、目の不自由な人にもと道具を工夫して指導を始めました。
毎月一回、安城市内の公民館などを会場にして教室を開いています。昨年は名古屋の熱田神宮で行われたお茶会でもお手前を披露できる程になりました。そこには、以前写真を撮られることがとても嫌だったけど今はもうそんなことはありませんときっぱり言い切るお弟子さんの姿がありました。近ごろは、かすかに見える目で卓球を楽しんだり、コンピューターでネットサーフィンをしていますとお稽古場から明るい人々の声が聞こえてきました。

(写真左:北條妃佐恵様)

WHW賞(女性が女性を助ける賞)クラブ表彰
和裁師 小原てる子様(79歳)

小原さんは昭和20年戦後の混乱が残る中、生徒7名で小原和裁塾を始めました。28年には岡崎和裁組合を設立。和裁師として自立を目指す女性たち育て続けました。一人前の和裁師になるには5年間の勉強が必用とされます。これまでに教えた生徒は約500人。この和裁塾は5年前にやめましたが、和裁師としては現役で活動し、岡崎和裁組合の顧問も務めています。現在もメガネなしで針に糸を通すことができ、「目が見えるうちは仕事に励みたい」とますます元気です。

VRA(ヴァイオレット・リチャーソン賞)クラブ表彰
人間環境大学岡崎学園高校三年 山下咲紀様

「スペシャルオリンピックス(SO)日本・愛知」のコーチ役として知的障害のある人たちにスポーツの楽しさを伝えるボランティアをしている山下さんはSOでアスリートと呼ぶ障害者やその家族たち、サッカーや陸上のコーチを務めるボランティア等が200名くらいグランドに集まって運動する中に入って活躍しています。山下さんの周りには、障害のある人たちの輪ができてずっと抱きついて離れない子供もいるそうです。高校でも手話や点字の勉強、募金など障害者の活動を手助けする部活動にも参加しています。将来は障害者とかかわりがある仕事につきたいと考えています。

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